2014年06月18日

「時をかける稽古場」備忘録その1 今作の考察。現段階での振り返り。(かなり浅め)

こんにちは塩原俊之です。

ナイゲンに引き続き"時かけ"でも備忘録を書いていこうと思います。
ってかナイゲンの備忘録全然進んでなかった。。。


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注)
2w=二週間前
1d=一日前
5y=五年後
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1.時をかける稽古場とは
いつだかの記事でも書きましたが、本作品は
時間移動もの×演劇現場もの=普遍的な「あの頃」の物語(劇団という青春)
という一文から作品作りがスタートしました。
まぁこれはパッケージというか外側というかこの商品のキャッチコピーであったり売り文句みたいなものですけど、では出来上がった中身の物語に注目してみると「選択」と「決断」の話であったりします。



2.ニュータイプ的発想のクマガイとそれを受け入れられなかった「2wの人々」
本作のラストシーンで2wの人々は「Back Space」という公演について一つの大きな選択を迫られます。

Aクマガイのみを入れ替えた状態で本番を迎える=インフルは回避される=公演は中止にはならない
Bクマガイ含む全ての座組みを元に戻す=インフルは回避されない可能性が高い=ほぼ確実に公演は中止となる

こうして無機質な文字に起こしてしまうと、Aを選択するに決まってんじゃん!ってなっちゃいますよね。
まぁどうなったかは観て頂いた人には分かると思いますが。

前回公演ナイゲンの出演者でもあり役者仲間長谷川君のブログではこう語られています。
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アサコシの『我儘』は、クマガイの提示した正しい『解答』には、理屈の上では敵うはずがないのです。
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クマガイが提唱した超合理的思想A案はタイムマシンや因果律など全てを乗り越え得るニュータイプ的思想かもしれません。
しかし結果この物語のラスト、座組みの「選択」はオールドタイプ的思想B案でした。

一体何がその「選択」をさせたのか?

色々理由はあると思いますが「なんかダメ」という曖昧なものが、圧倒的に軟弱でお人好しな思想が、時として理を上回ったりするから不思議です。

クマガイのニュータイプ的発想はアサコシの「ほぼ確実に起きる。しかしまだ起きてはいない。」というある種の屁理屈のようなものを越えられなかったのです。




3.選択によって見えてくる是非
きっと観て頂いたお客さんの中には前項のクマガイA案を支持する人ももちろんいるでしょう。
B案を選んだのはあくまでもこの作品とこの座組みであり、もし自分の立場だったら。。。と考えてみるのもいいかもしれません。
5yの立場になって「過去の清算をするか否か?」なども考えてみて下さい。
その時の選択によって「タイムマシーンの是非」や「何をもって公演の成功とするのか?」などを自分に当てはめて考察してみるのも面白いですね。

もしタイムマシーンがあったら、あなたは使いますか?





4.ナイゲンとの共通点
「時をかける稽古場」と前作「ナイゲン」には奇妙な共通点があります。
「クマガイ」であり「どさまわり」という役は、理屈の上では正しい事を言っていても、大衆の支持が得られないこともある、という事を知ってしまいます。
ナイゲンのどさまわりの「そもそも学校側の理不尽な提案に異論があるので、それについての議論をした方が建設的」という主張も、時かけのクマガイの「公演が中止になるよりも、どんな手を使ってでも中止にさせない方が成功」という主張も、最終的には受け入れられませんでした。

どさまわりが「こうゆうナイゲンがやりたかった」のと同じように、
もしかしたらクマガイも「一緒にやってきた経験」という曖昧なものに揺さぶられたのかもしれません。

話し合うこと、思想をぶつけ合うこと、をテーマに(後づけですが…)二大青春群像劇が出来上がりました。




ちょっと眠いので第一回はこの辺で。。。

次回以降はもっとライトな記事にしてこうと思います。。。


posted by しーおー at 01:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 時をかける稽古場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月16日

「時をかける稽古場」無事に終演しました。とりあえず「現在」を生きていきます。

こんにちは塩原俊之です。

アガリスクエンターテイメント第19回公演「時をかける稽古場」
全15ステージ無事に終了しました。

ご来場頂いた多くのお客様、スタッフ並びに関係者の皆様、そしてサンモール・スタジオ様、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

011.jpg

お陰さまで前回公演ナイゲンが評価を頂き、それを受けての第19回公演ということでガンガンにハードルが上がっていたものの、前回ナイゲンを越える程のご好評を頂きまして嬉しいやら恥ずかしいやら。

「ナイゲン」「時をかける稽古場」
アガリスクの代表作として二大青春群像劇が出来上がりました。


ナイゲンがとある高校のとある会議の話というニッチ過ぎて誰得なんだって話だったのに、
今作もまたしても「演劇現場もの」という世間から遠く離れた隙間産業的なお話で、一体誰に届くんだ?という不安な立ち上がりでしたが、ちゃんと色んな人の色んなところに届いたようでホっとしております。


時かけについてはまた別のエントリで色々とアフターレポートを書いてこうと思うのですが、ひとまずご報告まで。


千秋楽前のアップ風景より

頂いたご感想の一部を特設サイトにて公開しております。
http://tokikake.agarisk.com/article/399250275.html

こりっち舞台芸術にて感想頂いております。
http://stage.corich.jp/stage_done_detail.php?stage_id=53594

「時をかける稽古場」感想まとめ
http://togetter.com/li/677392
posted by しーおー at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 時をかける稽古場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月12日

さようなら20代。こんにちは30代。これから10年間よろしくお願いします。

こんにちは塩原俊之です。

本日は「時をかける稽古場」6日目!
そして私30歳の誕生日でございます。
013.jpg
母が買ってきてくれた地元ドルチアのケーキ。
やっぱドルチアの生クリームは美味いっす。

20代が終わったわけですけど。
この10年はどんな思い出があるかなー。

20歳になって成人式。袴とかは着なかったけど、小中高全部地元で過ごした自分としては大同窓会みたいで楽しかったな。
確かこの頃は今は無きam/pmでバイトしてたんだっけな?
大学の夏休みに免許合宿に行ってドラゴンボールのDVD観尽くしたなー。

身体もまだまだ元気だったので、大学の友人とフットサルチーム結成したり、高校の同級生と草野球チームやったり、小学校の同級生のバスケサークルにも通ってたなー。懐かしいw

んで大学3年だかの頃に演劇を始めたんだっけな。

初めての舞台は地元の公民館の会議室で、お客さんも20人もいるかいないかとかだったなw
あれから7年位経ったわけか。
地道にちょっとずつだけどお客さんも増えて嬉しいですわ。

そっから今日までは思い返しても演劇の思い出ばっかなわけですが、まぁそんな感慨にゆっくり浸ることも無く今日も今日とて本番なのです。

30代最初のステージ、是非観に来てください!


以下詳細!
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アガリスクエンターテイメント第19回公演
時をかける稽古場
004.jpg
(マエダのマッサージを受けて悶絶するコータ)
時間移動もの × 演劇現場もの で描く“劇団という青春”!!
前作『ナイゲン』で高い評価を得たアガリスクエンターテイメントが、このたびサンモールスタジオに進出!
勝負をかけた一発目に選ぶ題材として、ずっと憧れ、暖めててきた“時間移動”をとうとう解禁!
若手劇団が演劇公演の為だけにタイムマシンを使い倒し時をかけまくる「時間移動もの×演劇現場もの」というトリッキーな設定で描く、普遍的な「あの頃」の物語。
目指すは、時間移動SFの新しい決定版。

■あらすじ■
超遅筆な脚本家率いる若手劇団「第六十三小隊」は、勝負をかけた公演を二週間後に控えながら、台本が1ページも無いという危機に瀕していた。
ある日、稽古場にて偶然タイムマシンを発見した劇団員達は起死回生の策を思いつく。
それは「稽古最終日まで行って、完成したあとの台本を取ってくる」というものだった…!

■期間■
2014/06/07(土) 〜 2014/06/15(日)

■会場■
サンモールスタジオ

■タイムテーブル■
6/7(土)19:30★
6/8(日)13:30★/18:30★
6/9(月)19:30●
6/10(火)14:30■/19:30●
6/11(水)14:30■/19:30●

6/12(木)19:30●
6/13(金)14:30■/19:30●
6/14(土)14:30●/19:30●
6/15(日)13:30●/17:30●

■料金■
《前半料金(★)/平日昼料金(■)》
予約券:2,500円 当日券:3,000円
《一般料金(●)》
予約券:3,000円 当日券:3,500円
予約フォーム
http://ticket.corich.jp/apply/53594/002

■割引■
●高校生料金:500円均一
高校生以下の児童生徒のお客様は予約・当日ともに500円でご入場頂けます(要学生証提示)
●リピーター料金:1,500円均一
本公演に一度ご来場頂いたリピーターのお客様は予約・当日ともに1,500円でご入場頂けます。
また、リピーターとご一緒にご来場のお客様も一律1,500円でご入場頂けます。(要半券提示)
●大貧民割引:1,000円割引
当日受付で「大貧民です」とご申告頂いたお客様は1,000円割引します(要5/12までの事前予約)
●貧民割引:500円割引
当日受付で「貧民です」とご申告頂いたお客様は500円割引します(要5/31までの事前予約)
※割引の併用は出来かねます。予めご了承ください

■キャスト■
淺越岳人
鹿島ゆきこ
塩原俊之
沈ゆうこ(以上アガリスクエンターテイメント)
榎並夕起
熊谷有芳
甲田守
さいとう篤史
斉藤コータ(コメディユニット磯川家)
津和野諒
細井寿代
前田友里子

■スタッフ■
脚本・演出:冨坂友
演出助手:鎌田将一朗/日座智絵/日向あこ(キレイゴト。)
文芸助手:淺越岳人/中村優作
舞台監督:大地洋一
舞台美術:本橋龍
照明:南雲佑(サマーソニックシアター)
音響:安藤達朗
音楽:三濱徹也
宣伝美術:蒔田桃菜
WEB製作:西川瑞己
制作:しむじゃっく
製作・著作:アガリスクエンターテイメント
協力:キレイゴト。/コメディユニット磯川家/サマーソニックシアター/CoRich舞台芸術!/市川市地域ふれあい館/
posted by しーおー at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 時をかける稽古場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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